ハリケーンが滞在先を通過する DAY 4
昨夜は23時まで起きていたせいか、目が覚めたのは7時をまわってからだった
今日は我々の滞在しているMytle Beachにはハリケーンが近づいているため雲が多い空だけれど、まだ上がってっきたばかりのお天道様は辛うじてお顔が見える
と思っていたのも束の間、気づいた頃にはもくもくに曇り空になっていた
ハリケーンが近くまで来る予定なのは夕方以降
それまでにプールを堪能している人々を横目にそこまでしてプールに入りたい気もしない私は、人生で初めて夏目漱石を読んだ
きっかけは斎藤孝先生の「書ける人だけが手にするもの」
文学に明るくない私はあまり文豪達の作品を知らない
ただ、斉藤先生が本の中で意外と親近感が湧く文章があるとのことなので興味がそそられ、それなら興味が薄れる前にと読んでみた
昔の言い回しながらの難しさはあったけれど、幸い、少ないボリュームだった為、文豪の作品を初めて読んでみるという企みは失敗の亡骸にならずに済んだ(使い方あってる?)
そんなこんなをしているうちに雨が降ってきたりで、私は旦那さんと他数人とひたすらビリアードを楽しんだ
ハリケーンが本領を発揮してきたのは20時近くになってからだったか
風が特に強く、波の高さも上がって、海との距離がだいぶ近づいた
幸いMyrtle Beachは壊滅的な被害を及ぼすような物は当たらず
兎に角、室内から傍観するのみ
中には子供を連れて波が押し寄せる砂浜まで様子を見に行ったり、プールに入ってみたりする家族もいるけれど、私はそういう興味本位で子供に自然を甘くみさせるような考え方を教えかねない行為は反対
かといって、他人様のすることなので私がどうこういう立場ではないのだけど
まさにこの「私の個人主義」に出てくる「自由」のくだりの考え方が私が日頃思っていること
日本人として、自然の脅威は自分が体験したことがなくたとしても弁えているつもりだ
今はまだ外で風がゴーゴーと唸ってはいるけれど、明日の昼には完全に抜けるそう
つまらないと言われたって自然の脅威に逆らうほど愚かなことはないと私は思う
みんなが安全を尊重した行動をとって身を守れること、損害自体が少ないことを願う