2023年5月日本からアメリカへ猫と搭乗した話【準備編】
2023年5月2日に猫と一緒に搭乗してアメリカへ渡った時の備忘録
事前情報
種類 雑種
年齢 満7歳
使用ケージ AirBuggy(安いお買い物ではなかったため悩んで購入に至ったこのリュック、とてもよかった!いつかこのリュックについて書きます)
エアライン ユナイテッド
旅程 羽田、シカゴ(ORD)、エリー(ERI)
(羽田までバス1時間弱ほど、エリーから車45分ほど)
日程 2023年5月2日
準備と持ち物
準備
はじめに結論からお話しすると、私たちが取得したものが
本当に必要だと結論づけたもの
①検疫で発行される輸出検疫証明書
②狂犬病予防注射(1回)と証明書
念の為に準備したもの
③マイクロチップと証明書
持ち物
書類系:(検疫で発行された)狂犬病予防法に基づく動物の輸出検疫証明書、(検疫にメールで提出した)輸出検査申請書、(検疫で発行された)「検査済み」タグ(ケージの目立つ場所に)、狂犬病ワクチン証明書、マイクロチップの番号と証明書、各領収書
その他:ケージ、首輪、リーシュ、ちゅーる三種類、振動を和らげる目的の低反発クッション(元々破棄予定だった物を帯同)、途中でトイレに使う用畳んだ箱と新聞紙、慣れた匂いの洋服をケージ内に
調査対象地域
日本、アメリカ合衆国、イリノイ州、ペンシルバニア州、ニューヨーク州
狂犬病について
判断:必要、ただし1回を通常犬が受けているように打てば良い(はず)
調べているときに繰り返し聞かれたのが「日本に帰ってくる予定はありますか?」
私たちの場合は「NO」
日本は狂犬病がなく、アメリカはあるため、アメリカ→日本入国する場合の方が厳しい
狂犬病ワクチンを打つだけではなく、免疫がついていることを証明する必要があり、指定の機関に検査を受けなくてはいけない
日本から海外へ渡航し、日本に帰ってくることがわかっている場合は、先に日本に入国するための準備を全て完了した上で海外渡航へ出ることを推奨している
アメリカ→日本入国の場合で、事前準備を日本で完了せず出国した場合はアメリカで行う運びになると思うが、ここで、狂犬病ワクチン接種は問題ないかもしれないけれど、免疫の証明に指定されている機関が数えるほどしかなかった
私のような田舎在住には結構な大事になることかと
ただし先にも書いたように、私たち夫婦の住まいはアメリカで、こちらの都合で本ニャンの意向を伺えず申し訳ないが、彼女はアメリカ在住になるため、このパートは無視
狂犬病の注射とマイクロチップを同日に打っても良いと言われたけれど、家から近く再来が難しくなかったため、お猫さんの身体への負担を考慮しまずは狂犬病予防注射を3月31日に打ってもらった
マイクロチップについて
判断:義務ではないようだけれど、装着
現在、日本はお猫様たちみんなマイクロチップが義務づいているようだけれど、うちのお猫様がお外から迎えられた2016年の初めはまだだったのだろうか
彼女にはマイクロチップが入っていないため、脱走癖のある元外猫様を考慮し装着することに
ニューヨーク州も2019年はじめにhumane society(猫犬を保護、アダプト斡旋する施設)からグレーお猫様を迎え入れた時もマイクロチップは装着されていた
4月4日装着
その他
当初必要と考えていた動物病院からの健康診断書は不必要と判断
情報源
インターネット、空港検疫所、厚生労働省、動物病院他
何度も繰り返す通り、本当に多数のリソースを調べたつもり
ただし、「渡航から何日まえに打ちましょう」や規定のドースがなく念には念を入れて確証が欲しかった私たちは(無駄に)苦労した
何故なら、実家の近くにある地域の動物病院に「狂犬病ワクチンを猫に打つことは出来るけれど、海外渡航経験対応が(ほとんど)ないから、何をどれくらい、いつ打つか指示された通りに行います」のようなボールを投げられ
ガイドラインや指定がないこの部分をどう指定したらいいか、本当に困った
最終的に、狂犬病はワクチンがアクティブになる「一週間」を目安に、且つ何かあっても対応できるように1ヶ月前に打つことに
また、関係ないけれども、日本に入国の際必要になるワクチンの数が2回で、その際1回目と2回目の間を30日間開ける必要があったことも少しばかり頭にはあった(万が一2度目が必要になった場合、渡航前に打てるように)
と、本当に念には念を入れてステップを踏んだつもり
インターネットは曖昧な情報や誤った情報もあるけれど、ブログ等で拝読することができる体験談は勉強になった
私が初めてアメリカ留学に挑んだ10うん年前もそのまた昔からしたら、だいぶ情報が世の中に発信されていて、なんとなくこれから向かう場所や世界を想像できたことは安心だったのを覚えている
それを遥かに超える現在の情報の量!我々のケースと瓜二つのものがない為参考程度と思いながら収集したけれども、心の準備になった
先を行くみなさんありがとう
それでも確証を得ることが難しく、最終的に一番信用ができ、今回の判断の材料となったのが厚生省のこの類を一番わかっていると仰る方と電話がつながったことだった
なんなら「ネットで調べていると色んな情報が出てくると思いますが、今から私が言うことに従ってください」と
この方とのお話で得たことは
・マイクロチップや狂犬病予防接種の証明書に関しては必ず、従来と同じ形で発行してもらうこと(内容は検疫証明書発行内に英語と共に記載されるため、下手に動物病院側で英語で対応してもらい間違いが起きることを防ぐため)
・渡航先入国の際は聞かれたことに答えること(余計な書類等を自ら出す方が余計怪しまれる)
もちろん実際に渡航してみて予想外のこと等が起きない訳ではないため100%自信満々ではなかったけれど
それでも、この時までは「多分こうなんだろう」と確証がなさすぎて、「こうしなさい。私が言うことが正しいです。」と話すこの方は初めて見つけた心強い情報源だった
(想像でしかないけれど)きっとお忙しい中、留守番電話に残したメッセージを聞いてかけ直していただいて本当に感謝している
少し時間が空いてしまったため、忘れてしまったことがない自信はないけれど、ここまでが準備編